こんにちは。Webライターの森です。
このたび、8/7〜8/20に開催されたAtsueigoプレゼンツ「英単語帳Distinctionチャレンジ」を完走いたしました。この企画は「油断しがちな連休中に英単語帳を周回しまくろう」というものです(詳細は本家のこちらから)。
参戦したのは今回で3回目。
取り組んだ単語帳は『Distinction Ⅳ』です。
前回までは12〜14日で『DistinctionⅠ〜Ⅲ』を7周するプランに挑んでいました。1日あたり600〜700語の量をこなすチャレンジです。
これらについては、以下の記事にデータや体験談をまとめているので適宜ご参照ください。
一方、今回チャレンジしたのは「14日で1冊を7周する(1日あたり200語)」という最短コース。
結果は、定着率「53.1%→100%」で、1冊をきちんとモノにすることができました。学習に使った時間は1日30分未満です。
以下では、そんなDistinctionチャレンジ「最短コース」の体験記をまとめていきます。
何かと忙しく、チャレンジに参加しようか迷っている人にとって参考になれば幸いです。
事前に準備したこと
まずはチャレンジ前に準備したことをご紹介します。
初参加のときは手の込んだ準備をしましたが、今回は自分自身も忙しかったのでサクッと済ませました。
やったことは次の2つです。
- 確認テストを作成!
- 参加の意思を表明!
以下、これらについて簡単にまとめておきます。
確認テストを作成!
まずは定着率のデータが欲しかったので、事前に確認テストを作成しました。
確認テスト作りは、とくに「成長をはっきり認識しながら取り組みたい!」という方にオススメです。
百聞は一見に如かずということで、完成したテストの写真を以下に示します。
簡単に言うと、前日に取り組んだ範囲からランダムに出題されるテストを作った感じです。
チャレンジの純粋な効果だけを知りたかったので、同じ項目が出題されないよう工夫しています(全28問で中途半端なのはその影響です)。
ちなみに、チャレンジ終了後はこんな感じになりました。
努力の過程が数字として見えるとモチベーションも上がるので、少し手間ですが、テスト作りは有益です。
参加の意志を表明!
テストの作成は個人の自由ですが、参加の意志表明は必須です。
具体的には、公式サイトからテンプレートをコピーして、取り組む範囲や意気込みを書いてツイートします(Atsuさんのアカウントのフォローも必須)。
↓こんな感じです。
結果と感想のまとめ
続いて、学習結果やチャレンジ中の感想をまとめていきます。
結果のまとめ
定着率の推移
まずは「定着率」についてです。
ここでの「定着率」は「確認テストの正答率」になります。ランダムな28問に対して、単語を見てパッと意味が出てきた項目の割合のことです(すでに知っていた項目はノーカウント)。
下の図が、今回の定着率のグラフです。
最初は前半(LEVEL1、2)と後半(LEVEL3、4)で定着率に大きな差が出ましたが、2周目以降は同じような水準で着々と向上していきました。
折り返し地点を過ぎた5周目からは、確認テストのミスは1つあるかないかでした。
今となっては「1日200語」という単語数の少なさが全体の定着を早めた気がしています。
学習時間の推移
続いて、学習時間の推移です。
下図をご覧ください。
基本、周回するに従って学習時間が短縮しています。
後半(LEVEL3、4)は知らない単語が多く、とくに序盤は苦戦しました。
とはいえ「LEVEL1、2」も「LEVEL3、4」も、最終的には1周目の半分以下の時間でパパッと確認できるようになりました。
「長くても30分かからない」という事実は、スキマ時間をうまく使って参加したい人にとってとくに魅力的なポイントなのではないでしょうか。
挑戦中の感想
最後に、挑戦中に意識したことや感じたことをまとめます。
まず、Distinctionチャレンジの基本は「見る、発音する、意味を確認する」の3点です。
私の場合、これらに加えて「例文のチラ見」や「イメージ化」を好んで実践しました。
初見の場合、見出し語と意味だけを確認してもそこまでニュアンスがつかめないことが多いです。そんなときに「例文のチラ見」をすれば、言葉の使われようが読み取れます。
この「使われよう」とは、「主語や目的語にはこんな言葉がハマりがち」や「否定の文脈で使われがち」や「特定の前置詞を伴いがち」など、ちょっとした気づきのことです。
続いて「イメージ化」は、その単語を使っている場面を想像するという方略です。
好きな海外ドラマのキャラクターを思い浮かべたり、自分がネイティブと話す場面をイメージしたり、単語を唱えながらたくさん想像を膨らませました。
イメージしづらい単語については「例文のチラ見」で補強することもよくありました。
以上が、挑戦中の基本スタンスです。
最後に、先述のとおり「LEVEL1、2(前半200語)」と「LEVEL3、4(後半200語)」で学習の進み具合に少し違いがありました。
以下、その点にフォーカスしてそれぞれの体感をまとめます。
LEVEL1,2は覚えが早かった
まず、奇数日目に取り組んだLEVEL1、2(前半200語)についてです。
200語というと相当な量ですが、2周目(チャレンジ3日目)の段階で早くもそれなりの定着を実感できていました。
大体7割くらいは一瞬で意味を思い出してポンポン進められるイメージです。
学習時間を見てみると2周目から20分を切るようになり、最後は10分ほどで一巡できるようになりました(下図赤棒)。ちなみに、ラストだけは最速記録を出そうと無駄に闘志を燃やしてページを高速でめくりました。
また、5周目(チャレンジ9日目)からは確認テストのミスがなくなり、自信と余裕を持って学習を進めることができました(下図赤棒)。
LEVEL1、2では知っている単語が後半より多かったので、その影響もかなり大きいと思います。
LEVEL3,4は後半で追い上げ
次に、偶数日目に取り組んだLEVEL3、4(後半200語)についてです。
後半200語は、前半ほど快調とはいきませんでした。
途中で手が止まってイメージ化に時間を要することが多かった記憶があります。
とはいえ、1日600語で挑んだ年末年始のチャレンジと同じようなすべり出しだったので、とくに焦ることはなかったです。
定着率については2周目から、学習時間については4周目から前半と肩を並べられるようになりました(下図)。
ラストは12分弱でパパッと終了し、確認テストもノーミスでひと安心でした(上図青棒)。
後半200語だけ特別なことをしたわけでもないので、これから挑戦する人は長い目で見て気楽に取り組むのがよいと思います。
7周もすれば、ほとんど自動的に相当数の単語を覚えられますよ。
Distinctionチャレンジ体験記2・総括
以上、Distinctionチャレンジ「最短コース」の体験記でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後の最後に、今回の成果をまとめた図を以下に示します。
Distinctionチャレンジによる単語学習では、周回を重ねるほど定着率は高まり、学習時間は短くなっていきます。
今回のような1冊を徹底する「最短コース」だと、基本的に1日30分未満で済むでしょう。
それでもしっかりと定着するので、忙しくて参加をためらっている人は小さな一歩「1冊」からトライしてみてはいかがでしょうか。
「時間があったら」や「繁忙期じゃなかったら」などとシュダクダウダに走らず、注意を風の方に吹っ飛ばし、ぜひともDistinctionチャレンジの最大限の価値を作り出して英語力を向上させてください(太字の秘密は『Distinction Ⅳ』参照)。
この記事が、そんな忙しくも向学心のある方の背中を押すことができれば幸いです。
それでは、今回はこの辺で。
That’s all for today!
コメント