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【TOEIC 900点へ】中級者向けの文法対策〜でる1000の使い方〜

アイキャッチ「TOEIC900点への文法学習 文法理解100%を実現!『でる1000』を5周したらハイスコアに届きました」 TOEIC 900

TOEICを頑張ってるけど700点台で伸び悩んでる。英文法から鍛え直したい!

part5を8、9分で片づけたい!どの参考書でどんなトレーニングをすればいい?

『でる1000』を使いたいけど量が多くて不安。効果的な勉強法は?

 本記事では、このような疑問や要望をサポートします。

 TOEICでそれなりのスコアは取れていても「文法問題で意外と5、6問ほど失点している」という人は多いのではないでしょうか。

 この記事では、TOEICで700点台は取れている中級者に向けて、900点オーバーの土台となる文法学習について実体験ベースで解説していきます。

 使う教材は文法の定番参考書『でる1000』です。

 書き手の私は、約3ヶ月の集中学習により2021年2月のTOEICで935点を取得しました。勉強開始前は数年前に750点(LもRも375点)を取ったまま放置した状態でした。

 私自身、900点超えに向けたトレーニングとして「文法をやり直すこと」から始めました。結果、本番の文法理解はパーフェクトだったようです(画像参照)。

TOEICのサーティフィケイト【文法理解に注目】

 もちろん文法がすべてではありませんが、時間制限の厳しいリーディングで文法問題をササッとこなすことはハイスコア取得に不可欠です。

 以下の内容を実践すれば『でる1000』を上手に使いながらスコアアップできるでしょう。

 結論、『でる1000』を使った学習のポイントは次の2点です。

短期集中で網羅的に解き進める
慣れたら細々ルーティン化する

 以下、詳しく解説していきます。

参考書「でる1000」の基本情報

 まず、本題に入る前に『でる1000』について簡単にまとめておきます。

 装丁と正式名称はこちらです。

『でる1000』には、全部で1049問の文法問題が収録されています。

 収録コンテンツは「問題タイプ別の659問」「文法模試13セット(390問)」です。さらに細かく分けると次のようになります。

 ・タイプ別の問題(659問)
  品詞問題:334問
  動詞問題:102問
  前置詞 or 接続詞問題:67
  代名詞問題:37
  前置詞問題:56
  関係詞問題:16
  ペア表現・語法・数・比較問題:47問

 ・文法模試(390問)
  30問 × 13セット

 全体的なレイアウトは「左ページに問題、右ページに解答解説」となっています。

 音声のダウンロードも「abceed」や「audiobook.jp」などから可能です。

 さらに「文法問題1000本ノック!」という別冊付録もついています。こちらは全問題がランダムに並び替えられた問題集です。1ページに9問ずつ記載され、ページ下部に解答があります。


 以上、参考書『でる1000』の基本情報でした。

「でる1000」を使った文法対策

 ここからは、具体的な勉強法について実体験を交えて書いていきます。

 まず、次の図が私の文法学習データの記録です。実際に取り組んだ『でる1000』の問題数をグラフにしました。

【TOEIC 900】文法の学習記録グラフ

 重要ポイントとしては次の2点が挙げられます。

  • まずは短期集中で網羅的にやる
  • 慣れたら細々ルーティン化する

 以下、これらのポイントについて解説していきますね。

まずは短期集中で網羅的に!

『でる1000』は非常に量が多い問題集です。

 途中で挫折しないよう、新鮮なうちに1周目や2周目を一気に解きまくることをオススメします。

 その際、間違えた問題にマークをつけ、その問題だけ解き直す時間を作るのも1つの手です。

 私は1ヶ月弱で「全問を2周+間違えたところをもう1周」しました(下図参照)。最初の2周分は約2週間で終わらせる集中っぷりでした(1日平均130問くらいのペースです)。

 こう聞くと大変そうですが、そこまで困難ではありません。本の構成が問題タイプ別になっており、同じタイプの問題を繰り返し解くことになるからです。

【TOEIC 900】文法の学習記録グラフ(短期集中ハイライト)

 このような「短期集中学習」をこなすためには、以下の3点を意識するとよいでしょう。

  • 1問20秒の制限時間厳守
  • 間違えた問題にチェック
  • 気になる事項にチェック

 TOEICの文法問題(part5)は、1問あたり20秒以内のペースで解く必要があります。

 普段から1問20秒を意識しておけば、1問に費やせる時間感覚が本番までに身につくはずです。

 そして解いた後は間違えた問題や気になった解説事項(知らなかった構文や語彙など)をハイライトしておくとよいです。

 ただし、解説の細部については「覚えられたらもうけもん」程度に留め、まずは問題のポイントを理解することを優先しましょう。

 なお、後半の文法模試には2回分の学習記録を書くスペースが用意されています。たまたま活用していたので、参考までに私の学習記録をご覧ください。1つ目の表は要約版で、2つ目は実際のデータです。

所要時間の平均得点の平均
1回目9分52秒25点
2回目9分24秒29点
変化ー28秒+4点
いずれも小数点以下を四捨五入。
セット
セット
セット
セット
セット
セット
セット
セット
セット
セット
10
セット
11
セット
12
セット
13
1回目12/7
9分45秒
27点
12/7
10分00秒
26点
12/7
10分00秒
23点
12/7
9分36秒
26点
12/8
10分00秒
27点
12/8
9分25秒
29点
12/8
10分00秒
18点
12/8
9分40秒
25点
12/8
10分00秒
26点
12/9
9分44秒
24点
12/9
10分00秒
26点
12/9
10分00秒
29点
12/9
10分00秒
23点
2回目12/14
9分05秒
29点
12/14
9分12秒
29点
12/14
10分00秒
27点
12/14
9分10秒
29点
12/14
10分00秒
29点
12/15
10分00秒
29点
12/15
9分28秒
29点
12/15
8分40秒
29点
12/15
9分08秒
30点
12/16
9分18秒
30点
12/16
8分52秒
29点
12/16
9分20秒
30点
12/16
10分00秒
27点
上から学習日、所要時間、得点(満点は30点)。
タイムオーバーだった場合には10分00秒と表記。

 2回目にしてタイムオーバーになったセットもありましたが、基本的には速く正確な方向へ成長していることがわかりますね。

 何はともあれ、やる気があるうちに集中してこなすことが最重要です。

慣れたら細々ルーティン化!

 短期集中の段階を乗り越えてしまえば、後は本番まで細く長く継続するのみです。1日あたりの負担は一気に小さくなりますよ。

 この段階では付録の「文法問題1000本ノック」を活用します。

 やるべきことは次の3ステップです。

  1. 一定数の問題を解く
  2. サクサク答え合わせ
  3. 部分的に解説を読む

 見開き1ページに18問が並んでいるので、本番までの日数に応じて一定数の問題を解くルーティンを作るとよいです。

 解説は「間違った部分だけ確認する」程度でOK

 私の例だと、本番までに2ヶ月あったので「1日36問」ペースで2周しました(下図参照)。

【TOEIC 900】文法の学習記録グラフ(ルーティン化ハイライト)

 できるならこの「1日36問(見開き2ページ)」で習慣化するのが望ましいです。毎回の制限時間を10分とすると、本番へ向けた適度な高地トレーニングになります。

 本番は10分で全30問を解くのが基本ですが、ハイスコアを目指すなら8分前後を目指したいところ。10分以内に36問を解き切るルーティンは本番でのスピードアップに大きく貢献します。

 私の場合、2周目に入った頃には毎回8分台でサクサク解けるようになっていました。間違いは「1問あったら珍しい」くらいの頻度でした。


 以上、私なりの『でる1000』活用術でした。

 しっかり実践すれば、本番のリーディングでスタートダッシュに失敗することはなくなります。ぜひ試してみてくださいね。

「でる1000」の使い方・まとめ

 以上、『でる1000』を活用したTOEIC・文法問題の勉強法でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 改めてポイントをまとめると、

短期集中で網羅的に解き進める
慣れたら細々ルーティン化する

 という2段構成がベスト!

 地道なトレーニングにはなりますが、ハイスコアを取るためには必要な投資です。文法に少しでも不安がある中級者であれば試して損はありませんよ。

 この記事の内容が、あなたのリーディングスコアの底上げに役立つことがあれば幸いです。

 なお、文法以外にもハイスコアに必要な要素は多々あります。それらについては、ぜひとも以下の記事をご参照ください。

 それでは。ファイト!
 You can make it!

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