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英語多読「550万語」で停滞中…「老人と海」を微読する日々【多読レコード7】

タイトル『多読レコード7』 リーディング

 こんにちは。Webライターの森です。

 多読レコードは、英語の多読にハマっている筆者が節目節目にデータや感想をまとめるコーナーです。

 “このたび、めでたく多読「○○万語」を達成しました!”と、お祝いモードになるのが慣例なのですが、ここ半年は目立った成果がありませんでした…。

 とはいえ、英語を読まない日は1日もなかったので、「微読」ながら、過去半年の読書データ(語数や読んだ本など)や現況をまとめていきます。

 ※洋書をメキメキ読んでいたころの「多読レコード1」はこちらです。
 【多読レコード1】100万語達成!

2024年上半期の語数データ

 まずは、2024年上半期の語数データをまとめます。

日別データ

 はじめに、語数の全体像がわかる日別のデータです。下図をご覧ください。

【多読レコード7】多読語数の日別グラフ

 2024年は、累積語数「530万語」からのスタートでした。1〜2月は「和洋併読ブーム」で快調に語数が伸びましたが、会社員になった3月からは「微読」の毎日が続いています。ちなみに、和洋併読とは、和書と洋書を同時並行で読み進める試みのことです(詳細は以下の記事をご参照ください)。

 半年で読んだ語数の合計は34万2,302語でした。これまでと比較すると激減しているものの、まったく英語を読まない日はなかったです。ちなみに、最多記録は2月6日の13,869語でした。

 Xアカウントの投稿を振り返ってみると、1〜2月の盛り上がりようがわかります。

月別データ

 続いて、月別の語数データをまとめていきます。

 語数の合計は次のとおりです。

【多読レコード7】多読語数の月別合計グラフ

 全体の平均は5万7,050語(図の赤い点線)で、最多は1月の15万9,501語でした。

 次に、一日平均語数のデータを示します。

【多読レコード7】多読語数の月別平均グラフ

 全体の平均は1,882語(図の赤い点線)で、最多は1月の5,145語でした。

 最後に、一読書あたりの語数の平均を下図に示します。これは「一回の読書でどれくらいの量を読んでいるか」という指標です。

【多読レコード7】一読書あたりの平均語数グラフ(月別)

 全体の平均は1,322語(図の赤い点線)で、最多は3月の3,255語でした。

 3月からは『The Old Man and the Sea』を数ページ読むか、100〜400語ほどのニュース英語を1本だけ読むというのが日課でした。「0語の日だけはつくらない」を最低限のルールとして、守りの微読に徹している昨今です。


 以上、2024年上半期の語数データでした。

読んだ本について

 ここからは、読んだ本についてまとめていきます。

読んだ本の一覧

 結論、半年で読み終えた本は次の3冊でした(タイトルクリックでAmazon、画像クリックで楽天の商品ページに飛べます)。

タイトル*(Amazonリンク)
& 著者
 表紙画像(楽天リンク)   総語数**  
01. The Old Man and the Sea 
  Ernest Hemingway
26,050 語
02. Animal Farm
  George Orwell
30,220 語
03. Tuesdays with Morrie
  Mitch Albom
33,720 語
sp** 読み始めた順。
sp** 森くんの概算。

 冊数こそ少ないですが、3冊とも和洋併読を行い、2回以上は再読しました。とくに『The Old Man and the Sea』は6回も読んでいます。もはや日本語の本をぶっちぎっての愛読書です。

 そして『Animal Farm』は3回、『Tuesdays with Morrie』は2回、それぞれ短期集中で読み込みました。

 なお、上記3冊はどれも「講談社英語文庫」というシリーズです。日本の文庫本の手軽さや頑丈さと、洋書のプレーン感がほどよく調和しています(巻末に注釈もあります)。電車の中でも気軽に読めるので非常にオススメです。

英語サイトほか

 この半年は、洋書だけでなくニュース英語もたくさん読みました。

 よく利用しているサイトはDOGO newsです。

 1記事あたり300〜400語の記事が多く、冒頭には語数が記載されています。科学や社会系のニュースはもちろん、ほんわかする小話や豆知識などのコンテンツもあります。全体的に、表現もユーモラスな印象です。語数を記録している人にとっては、たいへん使いやすいサイトだと思います。

 そんな「DOGO news」のほか、最近は海外ドラマを英語字幕で見るようになりました。語数データには含めていませんが、毎日20分ほど英語を“見て”います。かつて日本語字幕で5周くらい視聴している作品(『ビッグバン・セオリー』)なので、まったく苦労はありません。

微読でも読みつなぐ日々

 ここからは、昨今の多読習慣とそれを取り巻く現状をまとめます。

 簡潔に述べると、次の2点です。

  • 通勤電車でサメと格闘
  • やりたいことが倍々増

 以下、それぞれについて語っていきます。

通勤電車でサメと格闘

  ここ数ヶ月は、通勤電車でサメと格闘することが多かったです。言い換えると、『The Old Man and the Sea(老人と海)』を黙々と読み進めました。

 『老人と海』は、漁師である老人が大魚を求めて舟を出し、ときにトビウオを食い、ときにサメと闘い、ときに過去に思いを馳せる世界的な文学作品です。

 翻訳書も合わせると7回も読みましたが、なぜか飽きることなく再読を繰り返せています。海もサメも好きな身として、この小説はかなり性に合っているようです。あるいは、広い海で孤軍奮闘する老人に、会社組織に飛び込んだ自分自身を投影しているのかもしれません。

 いずれにせよ、何かと気が重い通勤電車の中でも多読語数を稼げたのは、ひとえに『老人と海』がハマったからな気がしています。まとめると「ヘミングウェイ、ありがとね」という話でした。

やりたいことが倍々増

 近ごろ、知りたいこと、読みたい本、取りたい資格など、やりたいことが倍々に増えています。とりわけ、仕事に活かせる簿記や法律関係の勉強に多くの時間を費やしている昨今です。

 7月半ばからは「勉強カフェ」の利用を始め、仕事終わりに1時間ほど日商簿記の勉強をしています。社会人の教養として、11月までに2級を取得するのが現在の目標です。

 さらに、簿記の勉強が一段落したら、来年11月の行政書士試験へ向けて法律の勉強を本格化させようと考えています。本業のライティングに法的な知識が活かせそうなので、広く法律を学んでみようと一念発起しました。

 やりたいことが大渋滞しているため「DOGO news」を微読する日々がしばらく続きそうです。これからは一旦「ごめんね、ヘミングウェイ」になるでしょう。


 以上、昨今の多読習慣とそれを取り巻く現状についてでした。

「多読レコード7」まとめ

 あまり大きな進展のない「多読レコード7」でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 『老人と海』や「DOGO news」をコツコツ読み続けながら、仕事や他の勉強にあくせくする2024年。多読のペースこそ停滞していますが、何かもっと大きな枠の中で成長している気もする毎日です。

 たとえ“微読”であっても、英語に触れる習慣はこれからも継続させます。やめさえしなければ無駄にはならないと信じて、今後も英語脳をキープしていく所存です。

 なお『多読レコード』は半年に1本のペースでシリーズ化しています。データや気づきの「長期的な変化」が気になる人や、ともに多読を続けていきたい人などのお役に立てたら幸いです。
 →『多読レコード』シリーズ

 それでは、今回はこの辺で。
 That’s all for today.

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